
京都は盆地が多く、海から遠くて海風が入りにくいため、空気がこもって日中に気温がぐんぐん上がります。そして、暖められた空気が周囲の山に沿って上昇し、積乱雲となります。
また、京都市や大阪市は都市化が進んで気温が上昇しやすいため、亀岡の東側や南側の山向こうに大きな積乱雲をよく見かけます。
京都では、このようにして積乱雲が多く発生するため、古くからそれぞれの発生地点にちなんで「丹波太郎」「山城次郎」「比叡三郎」などと呼ばれて恐れられてきました。
この積乱雲は、亀岡の北側で見かけたもので、雨雲レーダーで確認すると京丹波町付近に発生したものでした。まさに「丹波太郎」ですね。大きな被害がありませんように。
亀岡から京丹波町まで20kmも離れていますが、この積乱雲はかなりの高さでした。
仏様の光背のようで、なんか荘厳な雰囲気。
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